市場取引(マーケット)-デリバティブ
本ページでは、CDOとCDSの違いについてまとめたい。両者は一文字違いで紛らわしいが、関連性はあるもののまったく別の概念である。 CDO CDO(Collateralized debt obligation :債務担保証券)は、主に企業の債務を裏付けにした証券化商品である。 証券化は、…
本ページでは、シンセティックCDO(Synthetic Collateralized Debt Obligation、合成債務担保証券)とは何かについてまとめたい。シンセティックCDOとは、一言でいえば「CDSを原資産にした証券化商品」ということになる。 よって、以下では、証券化、CDSについ…
本ページでは、取引情報蓄積機関(トレード・レポジトリー)とは何かについてまとめたい。 取引情報蓄積機関は、店頭デリバティブの取引情報を記録し、当局に報告する役割を担っている。 店頭デリバティブとは まず、店頭デリバティブの概要について簡単に述…
本ページでは、デリバティブ取引におけるカウンターパーティリスクとは何かについてまとめたい。カウンターパーティとは、平たく言えば「取引相手」のことであり、「取引相手」に関するリスクだということができる。 市場デリバティブと店頭デリバティブ ま…
本ページでは、通貨スワップとは何かについてまとめたい。 通貨スワップとはデリバティブ取引の一種で、一言でいえば、異なる通貨(例えばドルと円)を交換することで、それぞれが外貨(日本の金融機関の場合はドルなど)を調達することができるというものである…
本ページでは、金利スワップとは何かについてまとめたい。スワップとは「交換」を意味し、当事者間で異なる金利を交換することが、金利スワップの基本的な意味となる。 金利水準は、経済動向によって左右されるし、通貨によってもその水準は異なる。マーケッ…
本ページでは、LIBORとは何か、さらに、どんな時に使用されるのか、その目的と用途についてまとめたい。 LIBORとは LIBOR(London InterBank Offered Rate、ロンドン銀行間取引金利)とは、ロンドンのインターバンク市場(銀行間で行われる取引の市場)にお…
本ページでは、トータル・リターン・スワップとは何かについてまとめたい。 一言でいえば、原資産による損益と、金利を交換する契約のことである(スワップとは「交換」を意味する)。以下の例に基づいて取引の概要と、この取引を行う目的について説明する。 A…
本ページでは、株式やデリバティブ商品等のトレーディングにおいてよく使われる「ポジション」や、「アンワインド」といった用語の意味について、できる限り日常用語を使ってまとめてみたい。 ポジションとは ポジションとは、簡単に言えば、ある金融商品を…
本ページでは、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)の概要についてまとめたい。 CDSとは CDSは、簡単に言えば、取引先企業や保有している社債・国債の発行者等の破綻や支払い不能といったリスク(信用リスク)に対して、補償(プロテクション)を受けられると…
本ページでは、先物理論価格について考えてみたい。 先物取引の概要については以下のページを参照されたい。 hongoh.hatenablog.com まず、先物理論価格は、以下の式で求めることができる。 先物理論価格=現物価格×〔1+(金利などの調達コスト-配当金など…
本ページでは、市場取引で行われる「ヘッジ取引」の概要についてまとめたい。ヘッジ取引とは、将来の価格変動のリスクを、先物取引を用いることで排除または軽減することをいう。そのため、まずは「先物取引」の特徴について詳記した後、実際にマーケット参…
先物取引とは、価格が変動する商品等の将来における売買において、現時点で取引価格を事前に決める取引のこと。日本では江戸時代より、米の取引価格の変動に備えて将来の取引価格をあらかじめ決める取引が行われていた。この取引を行うことで、例えば米の販…