
SWIFT (Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)は、国際銀行間での通信を行うためのネットワークおよびメッセージングシステムを提供する組織である。主に銀行間の送金や決済に関するメッセージを送受信するためのインフラを提供している。
従来は「MTフォーマット(Message Type)」と呼ばれる独自のメッセージ形式を使用していた。MTフォーマットは1970年代に設計されたため、データ容量や柔軟性に限界があり、現代の複雑な金融取引には対応しにくいという欠点がある。
ISO 20022は、金融取引におけるメッセージングの国際標準規格で、XML形式を採用している。
特徴として、以下が挙げられる。
・柔軟性:データ項目が細かくタグ付けされており、情報の構造化が可能。
・情報量の増加: 従来のMTフォーマットよりも多くの情報を含めることができる。
・世界中の金融機関が共通のフォーマットを使用することで、効率性と透明性が向上。
SWIFTは2025年までにMTフォーマットからISO 20022への移行を進めている。これにより、送金処理の効率化やコンプライアンス対応の向上が期待されている。
ISO20022への移行により、 データの透明性と精度が向上が期待されるほか、自動化の促進や、 マネーロンダリング対策の強化も見込まれる。
一方で、移行期間中の新旧フォーマットの併存による複雑さや、金融機関や企業のシステム改修コストといった課題もある。