<金融アトラス/a>

金融アトラス

個人の勉強も兼ねて、少しずつまとめます。

住宅ローンの利息額の計算方法について

本ページでは、住宅ローンの利息額の計算方法についてまとめたい。 住宅ローンの利息額 毎月の住宅ローンの利息額は、直近のローン残高に対して金利をかけることで求められる。 ローンは毎月返済するので、ローン残高は毎月減っていく。よって、利息額も毎月…

初期投資を必要としない土地活用方法について

保有している土地にアパート等を建てて家賃収入を得るという、ポピュラーな不動産活用方法がある。しかし、建設にあたり莫大な費用がかかり、回収までには相応の時間を要する。 多額の初期投資を必要としない土地活用の方法について考えてみたい。 借地権の…

なぜ限界代替率は限界効用の比と等しくなるのか

2つの財(財A、財B)の選択を考えるとき、限界代替率は限界効用の比と等しくなる。 限界代替率とは、「財Aを1単位増やした時、同じ効用水準を維持するために、財Bを何単位あきらめなければならないか」を示している。消費量をXとすると、△X_B/△X_A の絶対値…

実質実効為替レートの計算方法について

本ページでは、実質実効為替レートとは何かについてまとめたい。実質実効為替レートとは、一言でいえば、取引(貿易)を行っている複数の通貨と比べた、自国通貨の「実力」を示したものと言える。 実質実効為替レートの理解には、いくつか段階を踏む必要がある…

フラット35のスキームとは?ーMBSの活用ー

本ページでは、フラット35のスキームについてまとめたい。ここでは、保証型ではなく、買取型のスキームを取り上げている。 フラット35は、住宅ローンの借り入れの際に長期の固定金利で契約が可能となる仕組みであり、住宅金融支援機構が提供している(ただし…

日銀当座預金とコールレートについて

本ページでは、日銀当座預金とコールレートについてまとめたい。 日銀当座預金とは、民間の金融機関(銀行)が日銀に預けている預金である。 甲さんが乙さんから物を買い、その代金を銀行振り込みで行ったとする。甲さんの取引銀行をA銀行、乙さんの取引銀行…

短期金利と長期金利の関係について―金利の期間構造とは―

本ページでは、短期金利と長期金利の関係についてまとめたい。 現時点の1年物の債券の金利をr1、現時点の2年物の債券の金利をr2、1年後における1年物の債券の金利(の予想値)をrf1とすると、以下の関係が成立すると考えられている。 もし、1年物の金利…

IS-LM分析について

本ページではIS-LM分析の基本的な考え方についてまとめたい。 短期と長期 マクロ経済分析にあたっては、短期と長期を区別する必要がある。短期においては市場メカニズムが働かない場合がある状況、具体的には価格が硬直的である状況を想定している。さらに、…

自社株買いはなぜ株主還元になるのか

本ページでは、自社株買いがなぜ株主還元になるのかについてまとめたい。 自社株買いとは 自社株買いとは、企業が自ら自社の株を買うことを意味する。自社株買いは、配当政策と並んで株主還元の手法の一つとされる。なぜ、自分の株を買うことが株主還元につ…

英国トラス首相の辞任に至る経緯について

英国のリズ・ トラス首相が10月20日に辞任を表明した。 英国のタブロイド紙「デイリー・スター」は10月14日、「 レタスの賞味期限を10日過ぎてもリズ・ トラスは首相でいられるか」と煽った。首相就任から実に45日で辞任という、 史上最短の在任期間であった…

ROE、ROA、PBR、PER、EPS、BPS…各種財務指標について

企業経営の安定性や成長性を測る指標はいくつかあるが、本ページではこうした指標についてその概要をまとめたい。 ROE ROE(Return on Equity)は自己資本利益率のことであり、自己資本に対してどれだけの利益を生み出したのかを示す指標である。 ROEは、以…

兼営法とは何か

本ページでは、兼営法とは何かについてまとめたい。 兼営法とは、一言でいえば、銀行をはじめとする金融機関が、銀行業務等の金融機関本来の業務のほかに、内閣総理大臣の許可を受ければ信託業務を行うことができる旨を定めたものである。 信託業とは まずは…

金商法における暗号資産の取り扱いについて

本ページでは、金商法における暗号資産の取り扱いについてまとめたい。 金商法における暗号資産 2019年5月31日、暗号資産関連の取引に関する新規制を盛り込んだ資金決済法および金融商品取引法の改正法が成立した(2020年に施行)。 この改正により、金商法…

所得効果と代替効果について

ある財の価格が変化すると、その財への需要は変化する。予算制約が変化し、効用を最大化するための条件が変わることに伴い、最適な財の消費量が変化するためだ。この変化について、代替効果と所得効果に分解することができる。 2つの財を消費する個人の消費…

最尤法とは何か

本ページでは、最尤法とは何かについてまとめたい。 最尤法の概要 最尤法の基本的な目的は、「観測されたデータがどんな確率分布に従うか」を推定することにある。 例えば、抽出したサンプルデータが1,5,7という値であったとする。ここで、このデータがどん…

プロビットモデル・ロジットモデルの簡単な概要について

本ページでは、プロビットモデル・ロジットモデルの概要についてまとめたい。 両モデルは、ダミー変数(1または0のみをとる変数)を被説明変数とした場合に、説明変数との関係を説明する際に用いる。 例えば合格・不合格、犯罪歴の有り・無しといった二つの値…

自己資本比率規制(バーゼル規制)における調整項目について

本ページでは、バーゼル規制の自己資本比率における調整項目の基本的な考え方についてまとめたい。 自己資本比率規制は、リスクアセット(分母)に占める自己資本(分子)の割合を一定以上求める規制であるが、調整項目とは、分子の自己資本から一定の額を控…

証券会社の自己資本規制比率(単体、川下、川上)

本ページでは、証券会社の自己資本規制比率についてまとめたい。 証券単体 証券会社の自己資本規制比率は、金商法の以下の条文に記載がある。(原文に下線部を追加) (自己資本規制比率) 第四十六条の六 金融商品取引業者は、資本金、準備金その他の内閣府令…

「機関投資家」とは誰のことを指す?

経済ニュースなどでしばしば「機関投資家」 という言葉を耳にすることがある。個人投資家とは違い、 会社などの「機関」が投資の主体となっている。多くの場合、 個人投資家よりもはるかに多額の資金を運用する主体であり、 マーケットにも大きな影響を与え…

法律の条・項・号について

本ページでは、法律の条・項・号の区別についてまとめたい。 早速、実際の条文で確認してみたい。以下は金商法の抜粋である。 第二条 この法律において「有価証券」とは、次に掲げるものをいう。一 国債証券二 地方債証券三 特別の法律により法人の発行する…

ストレステストとは何か

金融の分野における「ストレステスト」は、様々な目的・手法・範囲を含んでおり、一概に画一的な説明が困難である。さらに、民間の金融機関が行うのか、中央銀行などの当局が行うのかによっても大きく内容は異なってくる。 しかし、あえて強引に一般化すれば…

最終指定親会社とは何か

本ページでは、最終指定親会社とは何かについて、金商法の条文を見ながら確認していきたい。 金商法上の規定 最終指定親会社についての規定は、金商法第五十七条の十二に定められている。 まず、「指定親会社」とは何か、から見ていこう。 第二款 指定親会社…

カレントエクスポージャーとポテンシャルフューチャーエクスポ―ジャーとは

本ページでは、デリバティブ取引におけるカレントエクスポージャー(CE)とポテンシャルフューチャーエクスポージャー(PFE)の考え方についてまとめたい。 デリバティブの時価 そもそもデリバティブにおける時価とは、将来に発生するキャッシュフローを無リ…

オプションの非線形リスクとは?

オプションには「非線形リスク」があるというが、非線形なリスクとはいったいどのようなものなのだろうか。 ある金融商品の価格を変動させる要因をリスクファクターという。リスクファクターの変化に対して、商品価格が非線形に動くとき、これを非線形リスク…

金融におけるテイラー展開―非線形な価格の動きを捉える―

テイラー展開の概要 テイラー展開とは、ある関数を2次式以上の多項式で近似することである。 微分は、ある関数を1次関数で近似すること(線形近似)であった。y=f(x)のx=aにおける線形近似は、x=a、y=f(a)を通り、傾きf'(a)の直線ということになる。いわゆ…

固定効果と変量効果について平たく説明

本ページでは、固定効果モデルと変量効果モデルの概要についてまとめたい。厳密なモデルの詳細や数式については、参考書等を参照されたい。 これらは、パネルデータを用いた実証分析の手法である。 パネルデータ パネルデータとは、個人や地域、企業のデータ…

バーゼルⅢ 信用リスクの標準的手法におけるデューデリジェンスについて

本ページでは、バーゼルⅢにおける信用リスクの標準的手法における外部格付の有無に応じた対応と、標準的手法で求められるデューデリジェンスについてまとめたい。 バーゼル規制において、リスク資産に対して一定の自己資本を求めている(自己資本比率規制)。…

証券会社のビジネスモデルとは?

本ページでは、証券会社のビジネスモデルについてまとめたい。 証券会社のビジネスモデルは、教科書には以下の4つに大別される。 ①有価証券の発行の引き受け・売り出し(アンダーライティング業務) 企業や国などが新たに発行する有価証券を証券会社が買い取り…

回帰係数の仮説検定(有意性の検定)について平たく説明

本ページでは、有意性を判定するための回帰係数の仮説検定についてまとめたい。 回帰分析は、標本(サンプル)を抽出し、母集団分布の性質の一つである回帰パラメーター(変数間の関係)を推測するものであり、統計的推論の一つである。 回帰分析により推定…

回帰分析における仮定が成立しない場合とその対処法

本ページでは、回帰分析における仮定が成立しない場合と、その対処法についてまとめたい。 最小二乗推定量とは 回帰分析は、標本(サンプル)を抽出し、母集団分布の性質の一つである回帰パラメーター(変数間の関係)を推測するものであり、統計的推論の一…