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個人の勉強も兼ねて、少しずつまとめます。

ヘッジ会計(繰延ヘッジ、時価ヘッジ)

 

本ページでは、ヘッジ会計(繰延ヘッジ、時価ヘッジ)についてまとめたい。

 

ヘッジ会計

ヘッジ対象に関する損益とヘッジ手段に関する損益を同じタイミング(会計期間)に認識する会計処理をヘッジ会計という。ヘッジ会計には繰延ヘッジと時価ヘッジがある。

 

繰延ヘッジ

ヘッジ手段の損益を、ヘッジ対象の損益の認識のタイミングまで繰り述べる会計処理を繰延ヘッジという。

 

繰延ヘッジでは、決算期末において、ヘッジ手段の損益を損益計算書ではなく貸借対照表の純資産の部に「繰延ヘッジ損益」として計上する。

 

ヘッジ対象の損益を確定させるタイミングでヘッジ手段の損益も確定させる。両者の勘定科目は同一なものになる。

 

時価ヘッジ

時価ヘッジは繰延ヘッジとは逆に、ヘッジ対象の損益のタイミングをヘッジ手段に合わせる会計処理である。時価ヘッジは「その他有価証券」のみに適用される。

 

各期の決算時において、ヘッジ対象について、時価評価によって計算された含み損益を当期の損益として計上する。

 

ヘッジ手段についても時価評価により含み損益が当期の損益として計上される。