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個人の勉強も兼ねて、少しずつまとめます。

株主資本変動計算書とは何か

本ページでは、株主資本変動計算書とは何かについてまとめたい。株主資本変動計算書とは、一言でいえば、貸借対照表の「純資産」の部分について、その変動要因を詳述した表であるといえる。

 

株主資本変動計算書と貸借対照表損益計算書の関係性について、中小企業庁の以下のページにイラストとともに説明されているので、イメージをつかむためにまずは参照されたい。

www.chusho.meti.go.jp

 

「株主資本」の変動を記したものが株主資本変動計算書であるが、その「株主資本」には以下のような種類がある。

資本金

→株主が会社に対して出資した金額。株式発行により払い込まれた金額の2分の一以上は資本金に充てる必要があり、残りは「資本準備金」として蓄えることができる。

資本剰余金

→上記の「資本準備金」と、自己株式処分差益などが該当する「その他資本剰余金」からなる。

利益剰余金

→会社設立以来生じた損益のうち、配当に回されなかった金額。

自己株式

→会社が自社株を買い取った金額。

 

また、新株予約権や少数株主持分といった株主資本以外の項目についても記載が求められる。

そして、当期におけるこれらの増減要因を記入していくのだが、その変動要因として挙げられているのは以下のようなものである。

新株の発行
剰余金の配当
利益準備金の積立
当期純利益(損失)
自己株式の取得

 

 

(参考):

biz.moneyforward.com

advisors-freee.jp